外国人のローマ字氏名が併記されるようになりました。

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司法書士さいとう司法書士事務所
青森市大野でさいとう司法書士事務所を経営している代表齋藤洋介です。 相続を中心として業務を行っています。 趣味は自転車(ロードバイク)、青森市内のラーメン店巡り、司馬遼太郎の小説を読むことです。

法務省民二第552号 令和6年3月22日

外国人のローマ字氏名の併記

日本の国籍を有していない外国人が所有権の登記名義人になる場合、

ローマ字氏名も記載されることになりましたので、

たとえば以下のように表示されるようになります。

所有者 何市何町何番地

    ジョン・スミス(JOHN SMITH)

名前がそもそも漢字の方であっても、外国人であれば

所有者 何市何町何番地

    洪吉童(HONG KILDONG)

という具合になります。

管轄は外国人が名義人となっている不動産がある法務局です。

ローマ字氏名が併記されるケース

ローマ字氏名が併記されるケースは以下の二通りです。

  1. 外国人が不動産の所有者になる登記申請をしたとき
  2. ローマ字氏名の併記を申し出たとき

 

必要書類

ローマ字氏名を登記するときは、以下の書類が必要となります。

外国人で住民票がある場合は住民票の写しです。

ただし、住民票にローマ字氏名が記載されているものでないと使えません。

住民票がない場合は、パスポートのコピーでも大丈夫です。

パスボートのコピーを使用する際は以下に注意してください。

  1. 申請日まで有効なパスポートであること。
  2. コピーにはローマ字氏名と有効期間、写真の表示があること
  3. コピーに外国人が「原本に相違ない」と署名または記名押印すること

住民票もパスポートも無い場合は、上申書でもいけますが、

上申書が外国語でかかれていたら、訳文を添える必要があります。

 

ローマ字氏名併記の申し出

外国人が所有者となる登記申請の場合は以前のとおり、

氏名をカタカナで記載し、カッコ書きでローマ字で記載すればいいのですが、

以前にカタカナの氏名だけで登記した場合、

ローマ字氏名併記の申し出を管轄の法務局に申請することができます。

申し出の申請書は以下のとおりです。

 

目的 何番登記名義人表示変更

原因 令和○年○月○日申出

変更後の事項 氏名 ジョン・スミス(JOHN SMITH)